
慣れないチップ文化、払い過ぎには注意!?
こんにちは、SentidoのShoです。
今日はチップについて。
日本で生活している人にとって、あまりに馴染みの無いこのチップについての記事、是非最後まで読んでいただきたい記事です。
*この記事はあくまで私のメキシコでの体験から書いているもので、ヨーロッパやアメリカのチップ事情とは異なると思います。同じラテン文化を持つ南米では共通点も多いかも知れませんが、メキシコでの話と言う事を念頭に置いて、記事を読んでいただければと思います。
・日本と海外におけるチップとチャージの違い
日本にはチップと言うシステムが無く、似たもので言えば、主に飲食店での自分専用のテーブルまたは席という、いわば場所代としてテーブルチャージと言う形で、飲食代とは別に支払う料金システムがあります。
しかし、海外ではこのテーブルチャージでは無くチップ言う形で支払いが必要になります。
チップはサービスを受けたことに対して支払うもので、主にホテルやレストランなどで必要になります。
ちなみにチップはスペイン語でPropina(プロピーナ)と言います。
・チップの相場
飲食店では会計の10%〜15%程度、ホテルでは10ペソ〜20ペソくらいが相場とされています。
ウエイターなどの職業は元々給料が低く設定されていて、チップでその足りない分を補い生活の足しにするそうです。そのチップも給料の一部と言う認識のようですね。
・チップの渡し方
ホテルのベットメイキング等のチップの場合は枕元に置くと良いと思います。
飲食店の場合は、会計後にお釣りなどに使うトレイに置いておく場合や、会計と一緒に渡す場合などがあります。
お店によってはチップ代も混みの料金になっている事もあります。その場合は伝票に「con propina」と表記がしてあるので、確認しておきましょう。
・チップの払い過ぎにはご注意を。

ここからが本題です!!
日本人にはあまり馴染みのないこのチップに対して、面倒だなと思ったり、よくわからないからとりあえず多めに払っておこうと言う旅行者は多いと思います。
また、きっと自分より貧しく大変な思いをして働く人に対して、通常よりも沢山のチップを渡してしまう事も。
もちろんそれらに悪意は無く、むしろ少ないよりは多い方が良いと言う善意の気持ちからであるのは間違いないですよね。
しかし、チップを払いすぎるのは良くないと言う意見もあります。
それはなぜか。
いつもと同じ事をして明らかに沢山のチップを何回も貰うと、味をしめてしまい、真面目に働かなくなると言う話です。

日本人は本当に真面目な人が多く、いつもより多くお金をもらった時には、その気持ち、その期待に答えようと、仕事ぶりでそのお礼をしようと頑張る方が多いと思います。
しかし、メキシコではそうならない事もあるようです。
頑張ってくれると思って、頑張ってくれる事を願って、チップを多く出したところで、怠慢を生んで、必ずしもその人の為にならない事もあると言うのは切ないですが、そう言う事もあると言うのを忘れてはいけません。
もちろんやる気を出して、色々とサービスしてくれる事も沢山あります。
チップを多く払うも、適正額を払うも自由なのかも知れませんが、多く払う事で「必ずしも良い事では無い」と言う事実もあると、知っておくべくなのではないかと思い今回記事にしました。

・まとめ
今日の記事はいかがだったでしょうか?
いろんな意見もあるかも知れませんが、この話を聞いたときに驚き、同時に考えさせられました。
物事にはいろんな面がある事はわかっていても、どうしても都合のいい方に考えがちなのかも知れないと、改めて国の違いを感じます。
今回の記事も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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