海賊盤が蔓延るメキシコの事情

こんにちは、SentidoのShoです。

最近のタイムリーな話題として、著作権問題があるので、これをメキシコの話題に置き換えた海賊盤問題に触れていこうと思います。

 

なぜ、このメキシコのブログで海賊盤問題について書くのか?

 

そこには個人的な話も含め2つの理由があります。

  

・メキシコでは、大量の海賊版が露店で売っている為、手軽に買う事が出来る。

・個人的に友人や知人に音楽や映画、写真などのアーティストやそれらに関わる仕事をしている方が多い為。

  

この2つの理由から、記事にして伝えたい事があるので、少し長くなります最後まで読んで、共感して頂ければ幸いです。

1,日本で論争される「漫画村」とは

まずはメキシコの話の前に簡単に日本での「漫画村」に触れておきます。このニュースを知り、ブログで海賊盤問題を記事にしようと思ったきっかけでもあります。

日本で少し前から話題になったのは、「漫画村」と言う漫画の海賊版サイト。

「漫画村」はスキャナーなどでコピーされた漫画、雑誌、小説をパソコンなどから登録無しで見る事が出来る、かなりのアクセス数のあるサイトだった様です。(現在は見ることはできません)

この「漫画村」による出版社への被害総額は約3000億円と推計されているそうです。

2,露店に出回る海賊盤 ピラタ

さて、ここからはメキシコの話です。

メキシコではピラタ(parata)と呼ばれる海賊盤のCDやDVDが、露店で格安の値段で売られています。

一枚5ペソ(約25円程度)で売られているものもありましたが、メキシコの強烈な日差しをモロに浴びていたので、歪んでいたり、再生出来るかも謎ですね。

露店だけでなく、電車内でラジカセで音楽流しながら売り歩いている人もいますが、そのラジカセの音量が爆音すぎて、結構驚くと思います笑

  

ピラタの映画は新作、旧作、ブルーレイなど様々

露店のピラタは、かなりの数が乱雑に積み重ねてあります。

昔の映画や話題になった作品、コピー不可能と言われたブルーレイの作品まで、コピーされ露店に並んでいます。

  

超新作、さらに超えた未公開続編までも。

ネタの様な話ですが、例えば今月公開の映画があり、今まさにA映画館で上映しているとします。

そのA映画館の前の露店で、今上映中の映画が海賊盤として売られている事もよくあるそうです。

さらにそれを越えるのが、続編の製作すら決定していない映画の続編、要は存在しない映画を勝手にジャケットを作り編集して販売している事もある様で、もうなんでもありになっているのが現状。

  

ジャケットと中身が違う!?

存在しない続編映画のDVDがあったり、作品の内容とは全く関係ないかっこいいジャケットを勝手に作って販売したり、もう本当にやりたい放題のピラタ市場。

中には空のディスクにジャケットをつけて販売している事もあるそうです。

中には正規版のCDやDVDの中古品などと混ぜて売っていますが、分けてある訳では無いので、判断は難しいと思われます。

  

3,メキシコの正規盤を扱うMixup

ここまで海賊盤だらけだと、正規盤を探すのが非常に大変なのですが、代表的なところだと、Mixupと言うお店は全て正規品です。

品揃えはさすがメキシコ。ラランチェラ(メキシコの伝統音楽)やクンビア(発祥はコロンビアですがメキシコでもとても人気の音楽)、サルサなどいわゆるラテン音楽が中心。

  

4,海賊版が人気の背景とは

正規のCD/DVDを扱う店は圧倒的に少なく、ピラタを扱う露店が多いのには、経済的な理由が大きいそうです。

メキシコの平均的な月収は、調べる年や参考の情報にかなり上下があるものの、4〜5万円くらいだと言われている様です。しかし貧富の差が激しいメキシコにおいて、この平均値はどの層の話かわかりません。個人的には、実際にはもっと少ない様な気もします。

Mixupなどの正規品の価格はレートや商品によって違いはありますが、日本での購入価格と大差は無いと思います。

一方、ピラタは安くて30円程度として考えると、正規品はとても高く、ピラタを買う方が断然経済的にはなりますね。

  

5,一つの作品を作る為に。

クラブに出入りしたり、育った環境のおかげで、私の周りには昔から物つくりをするアーティストの方が沢山います。

音楽で言えば、一曲一曲の楽曲を作るだけでも、かなりの作業と苦悩、労力を費やし作りあげています。(そう言うことを使えるのを嫌がる方もいますが。)

アルバムでは、曲順や曲間、ジャケットやプレス、広告など、沢山の方の手が加わり、我々のところに広がり、聞く事ができる様になります。

やはりCDやDVDを買わずに海賊盤として出回り、無料で扱われるのは、製作に関わった方々からすると切ない思いであることは間違いないと思います。

SNSの投稿に無断で楽曲が使われる事は、アーティストにより判断が異なる様ですが、SNS側の判断により、楽曲使用の投稿は著作権侵害により削除されるケースが多いそうです。

なぜ、アーティストにより判断が違うかと言うと、今やSNSは最大の拡散ツールでありかなりの広告効果がある為、規制を厳しくするよりも、もっと広めて欲しいとの思いから、無断使用のアウト、セーフの線引きに賛否両論が生まれた様です。

  

まとめ

上記のトピックで説明した様にメキシコのピラタには背景があり、ある意味では仕方のない事なのかも知れません。

でも私たち日本人はメキシコに比べると、確かに物価こそ高いですが、収入もあり時々の贅沢をするお金は多少はあると思います。

  

そこでここからは私の提案です。

  

もし、応援するアーティストがいるのであれば、ぜひアルバムを購入しましょう。またはライブに行きましょう。

  

お気に入りの写真家がいれば、写真集を買いましょう。

  

大好きな映画があれば、映画館に足を運んだり、DVDを買いましょう。

  

好きなクラブイベントがあれば、入場料を払い、会場で飲み物を注文し楽しみましょう。

  

好きなお店があれば、贅沢の出来る時だけでも、通いましょう。

  

私たちが好きなアーティスト、イベント、お店は、SNSの「いいね」だけでは運営はできず、あくまで売上で活動資金を得て、次の作品を作り、活動を維持します。

  

*もちろんSNSでの「いいね」は励みになると思うので、それを否定しているわけではありません。

  

好きなものは自分たちで守り、支える。微力でもそんな事がきっとこの先の大きな事へ繋がるはずです。

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