愛を感じるメキシコ独立記念日

こんにちは、メキシコ雑貨のShoです。

今日は死者の日の人気に隠れてあまり知られていないメキシコの独立記念日について書いていきます。

実はこの独立記念日はメキシコ中がかなり盛り上がるので、死者の日に並び、私がおすすめするメキシコ旅行の時期でもあります。

「¡viva México!」メキシコの独立記念日とは?

 

1,まずはメキシコの歴史を知ろう

小難しく書いてあるサイトはたくさんあるので、ここではかなりザックリと解説します。

  • メキシコは以前スペインの植民地であった。その歴史約300年。
  • スペインの侵略により持ち込まれた様々な疫病に多くの先住民が命を落とす。
  • 征服したスペイン人の身勝手な搾取により、飢餓が起こり、更に先住民の減少の原因に。
  • 銀山の発掘により、メキシコで第一次銀ブームが起きるが、その恩恵は先住民には届かず、貧困は続く。
  • アメリカ独立戦争やフランス革命の影響により、メキシコによる独立への士気が高まる。
  • 1810年9月16日、ミゲル・イダルゴ司祭によりスペイン打倒を掲げた演説「ドローレスの叫び」を発表、これによりメキシコ独立革命が始まる。
  • 1821年、スペイン植民地軍を屈服させ、メキシコは独立を達成。

2,「ドローレスの叫び」

上記で説明した流れでメキシコは独立に至るわけですが、メキシコの独立記念日とされているのは独立達成の日では無く、独立革命のキッカケとなった「ドローレスの叫び」の日、すなわち9月16日なのです。

ミゲル・イダルゴ司祭による演説の最後を飾る言葉は「Mexicanos, ¡viva México!」(メキシコ人たち、メキシコ万歳!)であり、現在の独立記念日の見所でもある「Grito」にて再演されています。

 

Grito(グリト)」とは

メキシコ独立記念日前日の23時、メキシコの大統領がメキシコシティのソカロ(広場)にある国立宮殿にて演説するもの。

*Gritoとはスペイン語で叫びという意味。

「我々に祖国を与えてくれた英雄たちよ万歳」と叫んだ後、英雄の名を呼び、それぞれに万歳「Viva(ビバ)」と叫ぶ。

英雄の名を言い終えると、最後に「¡viva México!」と叫び、イダルゴが打ち鳴らしたドローレスの鐘を鳴らし、国旗を振るというのが流れ。

各地方では、それぞれのソカロ(広場)にてその地方の代表者により同じ「Grito」が行われます。

 

3,国旗が溢れるメキシコ独立記念日

死者の日にメキシコに行くと街がカラベラだらけになるのですが、独立記念日にメキシコに行くと、街はどうなっているのか。

こうなっています。

街中に国旗が掲げられる
メルカド(市場)にも国旗やメキシコカラーの衣装が溢れます
独立記念日仕様のケーキ
メキシコカラーになったゼリー

 

国旗だらけ。もしくはメキシコの国旗のカラーだらけ。

日本ではこういった自国の国旗が溢れる事はほぼ無いのですが、メキシコでは毎年この時期にはこの光景が日常になります。

生地屋さんにもメキシコの国旗や独立記念日関連の生地が並ぶので、この時期は狙い目です。

逆にいうと、国旗やメキシコカラーのものはこの時期を過ぎると一気に街の売り場から無くなります笑

 

4,前夜祭と当日の軍事パレード

 

ソカロでの前夜祭

メキシコシティ ソカロ

独立記念日の前日は、色んな場所で前夜祭が行われ、メキシコ全体がお祭り騒ぎで盛り上がります。

メキシコシティのソカロでの前夜祭は「Grito」の直前まで行われ、特設ステージでの豪華アーティスト数組による無料ライブもありました。

2015年に私が独立記念日に行った時には、映画ワイルドスピードの主題歌でも話題になったレゲトンのアーティストJ BALVINとメキシコの人気バンダグループLa Original Banda El Limónのライブを無料で見ることができました。

ホテルで一瞬だけ見たCMでは、どこかの会場ではクンビアの大御所アーティストMargarita La Diosa de la Cumbia のライブもあると行っていました。

ただ情報がいつ出るのか私はまだ知らないので、運命に任せていましたが、事前に調べることが出来れば、この時期に色んなラテンのアーティストのライブを見ることが出来るかも知れませんね。

 

軍事パレード

独立記念日当日はメキシコ軍による軍事パレードが行われます。

前日のお祭り騒ぎとは違い、メキシコの色んな軍が行進しながらソカロ目指します。ソカロ内でも行進や大統領への敬礼などがあり、いつもとは違った緊張感に包まれる雰囲気でした。

私が見た時は、最後に騎馬隊が通り終了となったのですが、かなりの数の馬が行進しながら糞をしていたので、結構臭いました笑

 

5,独立記念日の注意

メキシコらしさを感じるこの独立記念日の時期にメキシコに行くのは私はとてもおすすめしているのですが、いくつか注意が必要だと思いますので、書いておきますね。

 

ソカロの封鎖

 

独立記念日の前日と当日にはメキシコシティのソカロは四方にバリケードがはられ、いくつかのゲートでのボディーチェックを経て中に入ることが出来ます。

 

入場前のボディチェック

 

もし事件や大混雑の場合、ゲートからの入場が規制されたり、封鎖も考えられます。身動きが出来なくなることも考えられるので、ご注意ください。

前夜祭ではゲートも混雑するので入場にかなり時間がかかることが予想されます。

 

前夜祭の盛り上がり

独立記念日はあくまで国の行事であり、盛り上がりは大統領の人気も関わりがあるようです。

私が行った時はあまり大統領の人気が無く、かなり人が少ない時期だったようですが、人が多い時期になると、お祭り騒ぎに乗じた悪ノリが多くなり、通りすがりに泡スプレーなどでグチャグチャになるという話も聞きました。

盗まれたり、汚れたりしたく無いものはホテルに置いていくのが良いと思います。

 

デモによる影響

独立記念日に限ったことでは無いですが、メキシコでは様々な問題があり、頻繁にデモが起こります。

道が封鎖されて迂回しなくては行けない事もあります。

暴徒化するのはそこまで頻繁では無いと思いますが、無いとは言い切れないのが現状です。

旅をするに当たって、その国の情勢を知り情報を集めておくのは、危険を回避する意味でも大切だと思います。

 

まとめ

 

メキシコカラー、メキシコの国旗に溢れ、様々なアーティストがライブをやり、お祭り騒ぎのメキシコ独立記念日。

今も昔も様々な問題を抱え、亡命するメキシコ人も後をたたないのが現実ではありますが、やはり自分や家族が生まれ育った母国メキシコのことが大好きなのだな感じます。

私もまたこの時期にメキシコに行きたいと思うオススメするシーズンではありますが、注意する点をしっかりわきまえた上で、楽しく過ごしていただければ、思い出深い旅になるのではないかと思います。

メキシコの魅力の一つ独立記念日、少しでも魅力が伝われば幸いです。

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